遅延型食物アレルギー検査のやり方は?中身は?検査項目は?

遅延型食物アレルギー検査のやり方は?中身は?検査項目は?

   

 

今回は遅延型食物アレルギー検査キットをネット購入して、
自分で血液を採取する方法について説明したいと思います。

 

病院で検査したいという方は、『遅延型食物アレルギー 病院』でお近くの病院を検索してみてください。
遅延型食物アレルギーを検査できる病院は少ないのが現状です。

 

自分で検査をする場合は、ネットで購入が可能です。価格は約3万円かかります。
病院で検査をすると、保険適応外となるので、検査代を含む約5万の自己負担となります。

 

自分で採血する自信がない方で、もしもお近くに遅延型食物アレルギー
の検査を行っている病院がある場合や、除去食などの指導などをしてもらいたい方は
病院で検査しましょう。

 

遅延型食物アレルギー検査方法について

採血方法はこちらの通りです。
遅延型食物アレルギーの採血方法から郵送の仕方

 

ざっくり説明致しますと・・・

 

検査キットに入っている専用の針で
指先にチクッと刺してリトマス紙(3枚)のようなものに血液を吸着させ血液を採ります。
乾かして、封筒に入れて郵送。これで完了です。

 

注射が大丈夫な方は平気だと思います。 

 

小学校2年生の息子は我慢できました。
『ちょっとチクってすぐだけで痛くないよ!』て言ってました。(^_^)/

 

しかし、口コミには
『採血が思ったより痛かった。』
『採血の時、血液が出づらかった』
という声が多数あります。

 

手足が冷えているときは血液がでにくいため、十分に手をお湯で温めてから血液を採ってください。
また、夏場でも血行が悪い人は、腕を振り回したりして指先の血行をよくしてから血液をとりましょう。

 

口コミにはこのようなコメントもありました。
『手首の辺りから血液を絞り出すようにすると血液が出て検査紙を赤くすることができました。』

 

また、お風呂上がりに採血すると血行がいいので採血しやすいと思います。

 

これでどの食物に遅発型フードアレルギーがあるのかわかります。

 

遅延型食物アレルギー検査のサンプル

 

遅延型食物アレルギー検査のサンプル

 

グレーの棒が長いほど、アレルギーが強いという事になります。

 

検査の前に注意することは?

 

■経口・鼻腔内コルチコステロイド(プレドニゾン、ベクロメタゾン、フルチカゾン、トリアムシノロン等)、
局所コルチゾン懸濁液およびクリーム剤のような免疫抑制剤は、
抗体検査の結果に影響を与える可能性があります。
これらの薬物を控えていただく推奨期間は4週間です。

 

■現在使用中の薬物を変更する場合には、担当医にご相談ください。

 

■検査前2週間はできるだけ、バラエティにとんだ食事をすることを心がけてください。
肉類 → 牛肉、鶏肉、豚肉、卵
シーフード → マグロやタラ、鮭、
野菜 → きゃべつ、にんじん、レタス、
フルーツ → りんごやパナップル、バナナ、オレンジ、
ナッツ・穀物類 → 大豆、そば粉、小麦粉、白米、
スパイス → ショウガ、バニラ、黒こしょう、
それぞれ色々な種類があります。

 

毎日食べるから、検査に反応があったのかな?と
感じてしまう方も多いと思います。
自分の検査結果に自信を持つためにも
毎日偏ることなく、色々な食材を摂るようにしましょう。

 

特に、卵、乳製品、小麦粉、は続けて摂らないようにしましょう。
その他、コーヒーやカカオ、製パン用イースト、醸造用イーストも注意しましょう。

 

遅延型食物アレルギー検査キットの中身は?

 

  • 検体を保存・発送するための容器
  • ランセット(採血用針)

      (採血するときに指先に刺す針。スプレー缶をゴミに出すときに缶穴をあけるものに仕組みが似ています。)

  • バンドエイド
  • アルコール布
  • 被験者様情報記入用紙
  • 取扱説明書
  • 採血の際の注意事項
  • 返信用封筒
  • 輸送中の検体を保護するための容器
  • ランセット回収袋

以上が入っております。

 

検査項目96品目とは?

 

日本人の食生活にお馴染みの乳製品、野菜、果物、肉、魚、ナッツ、穀類、コーヒー、スパイス、昆布などをバランスよく揃えた、96種類の日本標準パネルです。
この96品目を検査すればだいたいのアレルギーを把握することができます。

 

■乳製品
カゼイン、チェダーチーズ、カッテージチーズ、牛乳、ホエイ(乳清)、ヨーグルト

 

■フルーツ
リンゴ、アボカド、バナナ、網メロン、チェリー、ココナッツ、赤ブドウ(ミックス)、グレープフルーツ、キウイ、レモン、マンゴー、オレンジ、パパイヤ、モモ、パイナップル、いちご、スイカ

 

■ナッツ・穀類
アーモンド、キドニー豆、グリンピース、大豆、さやいんげん、そば粉、カシューナッツ、トウモロコシ、小麦グルテン、緑豆、オートムギ、ピーナッツ、ピスタチオ、玄米、白米、ライムギ、ゴマ、クルミ、全粒小麦

 

■野菜
筍、もやし、苦瓜、ブロッコリー、キャベツ、にんじん、カリフラワー、セロリ、きゅうり、ナス、ニンニク、昆布、リーキ、レタス、マッシュルーム、オリーブ(黒)、タマネギ、ピーマン、サツマイモ、ジャガイモ、かぼちゃ、ほうれん草、トマト

 

■肉類
牛、鶏、卵白、卵黄、ラム、豚

 

■魚介類
あわび、ハマグリ、タラ、カニ、イカ、カキ、バラフエダイ、ホタテガイ、サーモン、シーバス、エビ、マグロ

 

■スパイス
カレーパウダー、しょうが、マスタード、黒胡椒、チリ(カイエン)、バニラ

 

■その他
カカオ、さとうきび、コーヒー、蜂蜜、製パン用イースト、醸造用イースト

 

遅延型食物アレルギーの検査で行われる「IgG抗体検査」って何?

 

IgG抗体は、血液中で最も多くみられる抗体です。
炎症のプロセスは数時間から数日間と緩やかであるため、このタイプの反応は「遅延型」と呼ばれます。
マクロファージと呼ばれる免疫細胞が即ちにこれらの免疫複合体を処理しますが、その能力には限界があります。
抗原を体から排除しようとするマクロファージの能力を、過剰な抗原が飽和してしまう場合があり、その結果、免疫複合体が長期間にわたって体内を循環し、体組織への沈着が起こります。
IgGには、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4を含むいくつかのサブクラスがあります。
USバイオテックはこの4つのサブクラスすべてを分析し、抗原ごとの総IgG抗体レベルをレポートします。